ラベルホイホイ。
美味しい日本酒は、舌と鼻で味わうと思ってる。
口の中に広がる味と、鼻に抜けていく香りと。
まずは口で味わい、次に鼻で香りを楽しむ。美味しいお酒は、鼻に抜けていく最後の最後まで味と香りを楽しめるんだよね。
日本酒の難しいところは、私にとって美味しい日本酒が、誰かの美味しい日本酒にはならないということ。決して「不味い」じゃなくて、口に合うか合わないかだけ。だから、自分に合う至極の一杯を見つけるのも、また日本酒の楽しさだと思ってる。
奈良の日本酒は、味と香りのバランスが最高だと思ってる。だから、たくさんの人に知ってもらって、たくさんの人に飲んでもらえればなぁ。それが、蔵元の存続につながるのかなって。昔に比べたら、奈良の酒蔵はだいぶ減ってしまったみたい。奈良の酒蔵が減れば、それだけ飲める日本酒が減ってしまい、私が困る。
そんな日本酒の選び方。
いつもは銘柄で選ぶけど、たまにはラベルで選んでもいいんじゃない?
ということで、この一杯。
見事にラベルホイホイされました。